Happy Holidays!
この時期になると交わされる決まり文句。
この国では大多数がキリスト教徒であるとはいえ、キリスト教徒以外の宗教を信仰する人たちへの配慮のため、職場を中心として特定の宗教を指定しないこの文言が使われるようになったそうです。
職場と言えば、旦那も上司や同僚からプレゼントと手書きのカードをもらってきたため、急いでお返しのプレゼントを購入していました。その際も、ジューイッシュの同僚にはクリスマスカラーのラッピングを避けるなど、工夫を凝らしていました。
とはいえ、やはりクリスマスはアメリカでは年間で最大のイベントごと。特に家族、恋人、友人、職場の同僚間で交換されるプレゼントの数は膨大なものとなるため、メーカー各社はクリスマス商戦を制すべく、アグレッシブなプロモーションを行っています。私が会員登録している化粧品メーカーからは連日のようにメールが送られてきて、「今日x時までにオーダーすれば、無料でクリスマスまでにお届けします!」が、翌日には「今日z時までにオーダーすれば、yドルでクリスマスまでにお届けします!」に変わり、y値がどんどん上がっていくという格好です。
クリスマスに家族の集まりや友人とのパーティーに参加する際に、プレゼントを買い忘れたとなると大変なので、このようなLast minuteの買い物客をターゲットとしたプロモーションは、クリスマス直前まで続きます。
日本では、クリスマスプレゼントが主にサンタさん(に扮した親御さん)が子どもに渡す、または恋人同士で送り合うといったものであり、豪華なプレゼントを1つというのが通例ではないでしょうか。アメリカでは、主役級のプレゼントという概念はもちろんあるのですが、それ以外にも小さなプレゼントをたくさん用意して、ストッキングにつめたりラッピングしたりして、それぞれのプレゼントを開ける楽しい瞬間を増やすことも重視されています。小さなプレゼントは、石鹸やTシャツ、チョコレートといった日用品やその場ですぐに使ったり楽しめるようなものがほとんどです。
寒く長く暗いニューイングランドの冬が本格的に始まりましたが、そんな季節だからこそ、街の至る所で見かけるクリスマスのイルミネーションが一段と映え、心まで暖かくしてくれるように思います。宗教的な意味合いはもちろんのこと、家族や周囲の人たちに改めて日頃の感謝の意を示し、お互いの健康を気遣うと共に絆を再確認する時期でもあり、長い冬を前にしてよいメンタルコンディションを保つためにも非常に大切なイベントなのではないかと思う今日この頃です。
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