店内には日本のような自動の撮影機はなくて、お店の人が普通のデジカメで撮ってくれた写真の大きさに調整して、プリントしてくれるというシステムでした。ただ、「笑うな(オリジナルでは"neutral face expression”で撮影するようにとの記載)」「白いシャツを着るな」「耳をだせ」と厳しく詳細なルールが定められています。
結果、ひどく不機嫌そうな証明写真の出来上がりました。
本人かどうかを特定するため、顔周りをすっきりさせるべく耳を出したり髪型が指定されるのはわかる気がします。(ちなみに、宗教上の理由でベール等をかぶることは許されていますが、顔に影がかからないことなどが条件です)白いシャツについても、光の反射で顔がわかりにくくなるというようなことではないかと思います。ただ、「笑うな」というルールの根拠は何なのでしょうか?
少しインターネットで調べてみたのですが、未だに真相は闇の中です。被写体の笑顔を見てしまうと、いつもは鋭い眼力で真偽を見極める国際テロリストの捜査官も情にほだされてしまい、仕事にならないのだろうかなどと妄想しています。
お値段は10枚で50ドルと、かなり値が張ります。日本の友人にこの話をしていて気付いたのですが、日本ではアルバイトの履歴書にさえ証明写真をぺたぺた貼りますが、こちらでは性別、人種、年齢とあらゆる差別から被雇用者を守るため、履歴書に写真を貼る習慣がありません。そのため、証明写真を撮影する機会は非常に限定されており、証明写真サービスが発達する必要性が少ないのではないかと考えます。
ちなみに、後日気付いたのですが、アメリカ国務省ウェブサイト内(travel state gov)で、手持ちの写真をパスポート用に加工できる無料ツールが紹介されていました。
http://travel.state.gov/passport/pptphotoreq/pptphotoreq_5333.html
その手があったか・・
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